基本理念
Philosophy
社会福祉法人セント・ジョセフ会 聖ヨゼフホームは、戦後間もない1946年(昭和21年)8月13日に、カナダに本部を置くカトリック、クリスト・ロア宣教修道女会創立者シスター、フレデリカ・ジルーによって創立された児童養護施設である。シスターはキリストの隣人愛の精神をもって児童の養護を行うことを望まれたので、これを基本としている。
神は人間一人ひとりをかけがえのない尊い存在として創造された。私たちは「親に代わって、この子を育ててください」と一人ひとりの子どもを神から託され、そのケアについて責任をもち、また、神から特別に選ばれて聖ヨゼフホームの職員になった誇りをもって与えられた業務を果たすことを使命とし、以下の理念を掲げる。
神は人間一人ひとりをかけがえのない尊い存在として創造された。私たちは「親に代わって、この子を育ててください」と一人ひとりの子どもを神から託され、そのケアについて責任をもち、また、神から特別に選ばれて聖ヨゼフホームの職員になった誇りをもって与えられた業務を果たすことを使命とし、以下の理念を掲げる。
一、カトリックの愛の精神をすべての基本とする
一、一人ひとりの子どもたちをかけがえのない尊い存在として認識する
一、子どもの人権を守り、創造性を尊び、独立した人間としての無限の可能性を信じる
養護目標
Nurturing goals
聖ヨゼフホームでは、法人・施設の理念をもとにASSISTENZA(寄り添う)の精神で以下の養護目標を掲げる。これらを達成するため、職員は協力して支援にあたる。
一、職員は、自ら挨拶をし、子どもたちが基本的マナーである挨拶を身につけられるようにする
一、職員は、子どもたちに受容と傾聴そして共感をもって接し、お互いの信頼関係を作る
一、職員は、大人も子どもも安心で安全な生活ができるよう暴力を認めない姿勢をもつ
一、職員は、子どもたちの
能力に応じた学習の支援をする
一、職員は、地域に根ざした家庭的な生活の場の中で安定した愛着・信頼関係を築きながら、子どものニーズに沿った社会的自立の支援をする
施設長挨拶
Greeting
聖ヨゼフホームのホームページをご覧いただき、心より感謝いたします。
当施設は、真の目指すべき児童福祉を実現するために、社会福祉法人セント・ジョセフ会の理念を基本として、職員が笑顔を絶やさず、一丸となって支援をしている施設です。
地域の皆様、学校関係の皆様、福祉等に関心のある学生の皆様等に当施設の取り組みや子どもたちの活動などをお届けしたいと思います。
少しでも皆様がホッとできる時間になればと思います。
今後とも皆様のご支援・ご指導の程、よろしくお願いいたします。
当施設は、真の目指すべき児童福祉を実現するために、社会福祉法人セント・ジョセフ会の理念を基本として、職員が笑顔を絶やさず、一丸となって支援をしている施設です。
地域の皆様、学校関係の皆様、福祉等に関心のある学生の皆様等に当施設の取り組みや子どもたちの活動などをお届けしたいと思います。
少しでも皆様がホッとできる時間になればと思います。
今後とも皆様のご支援・ご指導の程、よろしくお願いいたします。
聖ヨゼフホーム施設長 鹿毛 弘通
事業内容
Businesses
事業の特長
専門機能の強化
聖ヨゼフホームでは、平成20年度より「専門機能強化型児童養護施設事業」に取り組んでいます。
この事業では、非常勤児童精神科医師と、治療指導員、個別対応職員、看護師が協力して悩みを抱えている子どもへの専門的な対応をしています。非常勤児童精神科医師が月3回施設に来園し、職員や子どもは相談できるようになっています。
治療指導員(心理担当の職員)は、「子どもの森」と呼ばれる1対1の時間を子どもと過ごす中で、子どもの心理的な課題に取り組んでいます。
この事業では、非常勤児童精神科医師と、治療指導員、個別対応職員、看護師が協力して悩みを抱えている子どもへの専門的な対応をしています。非常勤児童精神科医師が月3回施設に来園し、職員や子どもは相談できるようになっています。
治療指導員(心理担当の職員)は、「子どもの森」と呼ばれる1対1の時間を子どもと過ごす中で、子どもの心理的な課題に取り組んでいます。
また、生活の中でのアドバイスや職員向けの研修、入所会議やケースカンファレンスでのスーパーバイズも行い、職員の資質向上、施設機能の向上にも尽力しています。
心理療法
聖ヨゼフホームでは、心理的な支援は、未来に向けたフォーカスづけと表裏一体であるべきものだと考えています。
発達段階にある子どもたちの「よりよき成長」と「無限の可能性がある未来に向け」、子どもたちの過去の体験にも思いを馳せ、しっかりと受容し、それらを解消しながらも「今とこれからを生きる」子どもたちの一人ひとりに合った心理的サポートを目指しています。
発達段階にある子どもたちの「よりよき成長」と「無限の可能性がある未来に向け」、子どもたちの過去の体験にも思いを馳せ、しっかりと受容し、それらを解消しながらも「今とこれからを生きる」子どもたちの一人ひとりに合った心理的サポートを目指しています。
自立訓練の充実
聖ヨゼフホームでは、施設にいる間に自立生活するための必要な知識を身につけられるよう支援しています。
今後の生活に必要な心構えの準備を目的として自立訓練棟「こかげ」を設置し、高校3年生を中心に1週間から2週間ほど自立に向けた生活の練習を行っています。
図書室・ホール
聖ヨゼフホームでは、子どもたちにたくさんの本に触れ見識を広めたもらいたいと考え、図書室を設置しております。
毎週1回の図書室開放の時間に、本を選ぶ楽しさを体験し想像を膨らませながら目を輝かせています。ご寄付で頂戴する様々な本で社会を知り、探求心を育むことを目指しております。
また、ホールは職員の会議のほか、幼児や高校生のグループワーク、行事などで活躍している場所として、地域の方々にもお貸ししています。
毎週1回の図書室開放の時間に、本を選ぶ楽しさを体験し想像を膨らませながら目を輝かせています。ご寄付で頂戴する様々な本で社会を知り、探求心を育むことを目指しております。
また、ホールは職員の会議のほか、幼児や高校生のグループワーク、行事などで活躍している場所として、地域の方々にもお貸ししています。
アフターケア
聖ヨゼフホームを卒業した子どもたちが、社会で頑張り続けるための羽休めの場所としてアフタールームを設置しています。
自立支援担当職員や元担当職員等が連携し、いつでも過ごした実家に帰ってきて、落ち着いた環境でひと時の時間を過ごせるように実家機能も得られればと考えています。
自立支援担当職員や元担当職員等が連携し、いつでも過ごした実家に帰ってきて、落ち着いた環境でひと時の時間を過ごせるように実家機能も得られればと考えています。
施設概要
施設名 | 社会福祉法人セント・ジョセフ会 児童養護施設 聖ヨゼフホーム |
所在地 | 〒202-0015 東京都西東京市保谷町4-12-7 |
TEL | 042-464-2211 |
FAX | 042-468-5823 |
代表者 | 施設長 鹿毛 弘通 |
児童定員 | 本体施設35名、地域小規模児童養護施設30名(5棟×5棟) 計65名 |
職員職種 | 施設長、副施設長、事務員、保育士・児童指導員、栄養士、調理員、嘱託医、非常勤精神科医師、家庭支援専門相談員、個別対応職員、自立支援担当職員、里親支援専門相談員、看護師、心理療法担当職員、治療指導員、医療的連携職員、グループホームバックアップ職員、基幹的職員、子育て支援員 |
施設面積 | 3,564m2 |
主要建物 | 鉄筋コンクリート2階建て(本園) 管理棟 468.56m2/こかげ 249.88m2/つばさ棟 10SLDK/大地棟 4SLDK/あおば棟 3SLDK/大空棟 12SLDK/希望棟 10SLDK/のぞみ棟 7LDK/ひかり棟 7LDK/いずみの家 7SLDK/たいようの家 7LDK/わかばの家 7LDK/みのりの家 7SLDK/さんびの家 7SLDK |
沿革・歴史
1928年10月 | フレデリカ・ジルーが、クリスト・ロア宣教修道女会をカナダ・ケベック州に設立。 |
1933年 | クリスト・ロア宣教修道女会のシスターたちが来日。鹿児島県・埼玉県で奉仕活動開始。 |
1945年8月15日 | 第二次世界大戦の終戦。 |
1946年8月13日 | 埼玉県北葛飾郡南桜井村に財団法人クリスト・ロア会聖ヨゼフホーム設立(創立日)。 定員56名、職員20名(内シスター10名)。戦災孤児を受け入れる。 |
1947年12月 | 児童福祉法制定。 |
1948年1月1日 | 聖ヨゼフホームが都知事の認可を受けた養護施設となる。 |
1949年12月 | 東京都保谷市本所のスプリング工場のあった土地と建物を購入し、埼玉県北葛飾郡南桜井村から東京都保谷市に移転。定員が115名になる。 |
1952年11月7日 | 社会福祉法人の認可を受ける(法人設立日)。 |
1953年 | 男児は近隣の施設に移り、女児だけの養護施設となる。 |
1959年5月 | 当時の理事長シスター・ゴデンが渡米し寄付金を集め、新園舎を建設。 |
1962年 | お年玉つき年賀はがき寄付金により浴室を増築。 日本自転車振興会助成金により食堂・炊事場を増築。以降、定員を105名、90名、80名へと徐々に減らす。 |
1991年9月11日 | 社会福祉施設等施設整備国庫補助金の交付を受け、現在地(東京都西東京市保谷町4-12-7)に全面移転改築。 定員60名に変更。男児の受け入れを再開。 |
1998年 | 児童福祉法改正に伴い、名称を養護施設から児童養護施設に改称。 |
2001年 | 都型グループホーム「いずみの家」を開設する。 |
2005年 | 公益財団法人JKA(競輪協会補助事業)の補助を受け、本園敷地内に自立訓練棟「こかげ」を増築。 同年、地域小規模児童養護施設「たいようの家」を開設し、定員変更(本体施設60名+地域小規模児童養護施設6名:計66名)。 |
2007年 | 2つ目の都型グループホーム「わかばの家」を開設。 |
2008年 | 「西東京市のショートステイ事業」の委託を受ける。 「専門機能強化型児童養護施設」の承認を受ける。 |
2011年 | 施設敷地内に2階建ての新園舎「ひかり・のぞみ棟」を増築。 |
2012年4月 | 新園舎運用開始で1ユニット定員が6~7名となる。 |
2013年8月 | 2つ目の都型グループホーム「わかばの家」が東京都西東京市泉町に新築移転。 |
2014年9月 | 都型グループホーム「いずみの家」閉鎖。 |
2015年4月 | 地域小規模児童養護施設「いずみの家」が西東京市泉町に新築移転開設。 同時に、地域小規模児童養護施設「たいようの家」が、西東京市泉町に新築移転し、隣接した地域小規模児童養護施設となる。 定員変更(本体施設55名+地域小規模児童養護施設12名:計67名)。 |
2016年9月23日 | 創立70周年記念式典を西東京市と協働し、開催。 |
2017年2月 | 児童福祉施設等整備費補助金の交付を受け、本園の児童棟4棟及び管理棟の増築を含む大規模改修を実施。 児童棟及び管理棟の大規模改修完了。 |
2018年3月31日 | 東村山市にサテライト型として、地域小規模児童養護施設「みのりの家」を開設。 |
2019年10月1日 | 同時に、定員変更(本体施設40名+地域小規模児童養護施設24名:計64名)。 |
2020年4月1日 | 法人の名称変更「社会福祉法人セント・ジョセフ会 児童養護施設 聖ヨゼフホーム」となる。また、「医療的ケア児受入事業」の承認を受ける。 |
2021年9~12月 | 民間社会福祉施設設備改善整備費補助交付を受け、屋根防水改修工事を実施。 |
2022年4月1日 | 東村山市にサテライト型地域小規模児童養護施設「さんびの家」開設。 同時に、隣接した場所にサテライト事務所も新築移転。定員変更(本体施設35名+地域小規模児童養護施設30名:計65名)。 |
2022年10~2月 | 児童福祉施設等整備費補助金(防犯対策・外構)を受け、境界壁及び正門扉工事を実施。 |
〒202-0015 東京都西東京市保谷町4-12-7
西武新宿線「田無駅」北口より徒歩10分
JR中央線「三鷹駅」北口 関東バス1番乗り場 田無橋場行「田無町2丁目」バス停下車より徒歩3分
JR中央線「三鷹駅」北口 関東バス1番乗り場 田無橋場行「田無町2丁目」バス停下車より徒歩3分